GRINDING SYNDICATE (CD)



GRINDING SYNDICATE (CD)
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名古屋のSamurai Zineが1991年にリリースした日本とメキシコのグラインドコア4バンドを収録した4 wayコンプCDが奇跡の再発。さらに再発元がメキシコカルトレーベル、Distorted Harmonyというから凄い!!
元ANARCHUSのAdolfが90年初期にスタートしたレーベルで、CARCASS、CARNAGE、メヒコカルト、SHUB NIGGURATHやスウェーデンのTRAUMATIC, ETERNAL DARKNESS、ノルウェーのIhsahnがいたTHOU SHALT SUFFERとどれがブートでどれがオフィシャルか不明でしたが素晴らしい音源多数をリリース。

ANARCHUSはメヒコレジェンドハードコアパンク、ATOXXICOのメンバーでもあるミゲルが結成したグラインドコアバンドとANARCHUSのヴォーカルが在籍するCACOFOONIA。
メキシコの初期グラインドコアシーンを代表する重要バンド。この2バンドで2004年に来日ツアーも果たした。

GIBBEDは1988年に名古屋で結成。ヴォーカルのコザワヨーヘー氏はSamurai Zineとも交流が深く早い段階から欧米、そしてメキシコのデス・グラインドシーンに精通していた人物。またブラストビートを取り入れる前のデスメタルとグラインドコアの両方を吸収し"Grinding Death Metal"というカテゴライズを標榜。NAPALM DEATHとスウェディッシュデスメタルからの影響がわかる楽曲、そしてすでにメキシコに焦点を当ててるなど当時としては早すぎる感性で活動していた事が伺える伝説的バンド。当時、このリリースを機にSxOxBとGIBBEDでのメキシコツアーも予定されツアーシャツ、ポスター、フライヤーまで作られたが諸事情により実現出来なかった。

MULTIPLEXはインダストリアルグラインドコアとも比喩された無機質で硬質なダウンチューニングギターのヘヴィさに複雑怪奇なリフワーク、自由奔放に動き回るフレットレスベース、タイトかつアグレッシブなブラストビート、時折入るピッチシフターエフェクトによる、ロウではなくハイピッチのヴォーカルなど全てにおいてこれがMULTIPLEXとしか言いようのない独自のサウンドを構築。HELLCHILDととも数多くのライブをおこない当時のジャパニーズデスメタル・グラインドコアシーンを牽引していたバンド。
ヴォーカルの大熊氏は80年代後期に結成、国産デスメタルレジェンドの1つ、NECROPHILEのオリジナル・メンバーでもある。

国産初期デスメタルやメキシコグラインドコアだけでなく初期デス・グラインド史に残る重要音源です。